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ふぐちりレシピ

ふぐちりの美味しいお召し上がり方です。アラから旨味たっぷりの出汁が取れるので、特別な出汁とりは無くても結構ですが、昆布で出汁をとると、より一層美味しくお召し上がりいただけます。

[準備時間:約 調理時間:約 合計:約

~ 調理手順 ~

  1. 事前にふぐを解凍しておきます
  2. 野菜などの具材を準備します
  3. 鍋の出汁をとります
  4. 鍋に具材を入れます
  5. ふぐちりの出来上がり

材料(約3~4人分

具材
ふぐむき身200g
ふぐあら200g
ふぐつみれ200g
白菜1/4玉
エノキ100g
春菊1/2束
人参1/2本
大根1/4本
長ネギ1本
豆腐1丁
葛きり50g
出汁
1000cc
昆布10g
雑炊
ご飯茶碗2膳程
少々
2個
小葱適量

※材料は一例です。お好みに応じて調整してください。[約 435kcal/1名様]
※具材のふぐ(むき身・あら・つみれ)もあくまで一例です。“あらのみ”の商品もありますのでご注意ください。

事前にふぐを解凍しておきます

冷凍庫より冷蔵庫に移し、約12時間前後で解凍します。

お召し上がりになる時間から逆算し、余裕をもった解凍をお勧めいたします。

※冷凍のまま鍋に入れますと、出汁も出づらくなります。必ず解凍してからご使用ください。

※とらふぐは白身魚ですが、黄色みがかった個体や、黒みがかった個体、やや褐色みがかった個体もございます。これらは生き物特有のもので、品質には問題ございませんので、あらかじめご了承いただけますと幸いです。

解凍方法の詳細はこちら

野菜などの具材を準備します

材料の下ごしらえをします。お好みのお野菜を準備します。

シンプルなお野菜がオススメです。白菜・白ネギ・春菊・茸類はいかがでしょうか。

豆腐や葛きり等もあるとよいですね。

豆腐を切ります

豆腐を切る

豆腐は9等分に切り、水をきっておきます。
豆腐の種類ですが、お好みで絹、木綿、焼き豆腐をお選びください。
崩れやすいので、木綿か焼き豆腐をオススメします。

葛きりを下処理します

ボウルに浸ける

葛きりはボウル等で熱湯に3分ひたし、透明になればよいです。

ザルにあげる

軽く水洗いし、ザルにあげておきます。

白菜を切ります

白菜を選ぶ

白菜は巻きがよく、葉が詰まってみずみずしいものを選びましょう。
芯は短く白い部分にツヤがあるものが美味しい白菜です。

白菜を葉と芯に分ける

芯の部分は硬いので、葉と分けてカットします。

白菜の芯を切る

芯の部分は、長さ5cm長になるように切ります。
繊維にそって、1cm幅になるよう縦にカットします。

白菜の葉を切る

葉の部分は何枚か重ねて、5cm大にザックリと切ります。

エノキを切ります

石づきを切り落とす

エノキは石づきの下2cmくらいを切り落とします。

エノキを切る

食べやすい束になるよう切り分けます。
水洗いはしませんが、根元にオガ屑が入り込んでいる場合があるので、取り除いてください。

春菊を切ります

根元を切り落とす

春菊の硬い茎の根元を切り落とします。

春菊を切り分ける

茎にそって、葉を2~3枚つけて切り分け、同じ長さに揃えます。

人参を切ります

人参の皮をむく

人参の皮をむきます。

ピーラーでスライス

ピーラーを使い、薄くスライスしていきます。
人参は繊維にそって切ることで、人参特有の匂いが気にならずに鍋を楽しむことができます。

包丁でスライス

包丁を使い薄くスライスしてもよいです。
火の通りも早く、オススメの切り方です。

大根を切ります

大根の部位を選ぶ

大根を必要な分ほどカットします。
大根の下は根にあたり、辛みが強く繊維の多い部分です。中央は水分が多くて辛みも少なく、味の染みやすい部分です。
葉に近い上部は茎にあたり、甘みが強くサラダでも食べられる部分です。
お好みで使う部分をお選びください。

大根の皮をむく

大根の皮は繊維が多いため、厚めにむきます。

大根を半分に切る

大根を半月切りにします。まず縦に半分、切り分けます。

大根を薄く切る

端から3~5mmの厚さにカットします

長ネギを切ります

ネギの根を切る

長ネギはよく洗い、根の部分を切り落とします。

170度に切る

柔らかく甘みのある白い部分を使います。
表面積が大きくなるように、ネギに対して大胆に170゚くらい斜めに包丁を入れて切ります。

小葱を切ります

小葱は地域により、万能ネギ・細ネギ等の名称で呼ばれています。30~50cmの細長い円筒状の葉をしています。
アサツキやワケギでも同様に美味しくお召し上がりいただけます。

小葱の根を切る

ネギの根の部分を切り落とします。
白い部分は甘くて美味しいので、根のギリギリを取り除くと良いです。

ネギを小口切りにする

根側の白い端から細かく小口切りにします。
ネギは根に近い方の味が濃く美味しいです。

鍋の出汁をとります

ふぐのアラから十分な旨味出汁がとれるので、特別な出汁とりは無くても結構ですが、お好みで、昆布出汁ベースのふぐ鍋を楽しんでもよいでしょう。
日高昆布、真昆布、羅臼昆布、利尻昆布などが出汁取りに向いた昆布です。

昆布を拭く

昆布の表面の砂埃を固く絞った布巾などで軽く拭き取ります。
昆布に付いている白い粉は、旨味成分のタンパク質です。強くこすったり洗い流したりしないでください。

昆布出汁をとる

中火にかけ、ゆっくりと旨味成分を引き出します。

昆布を取り上げる

沸騰直前になると、鍋底に小さな泡がぷつぷつと涌いてくるので、昆布を取り上げます。
昆布を入れたままの状態で鍋を楽しむこともできますが、昆布のねばりが出てしまい、上品な風味が少し劣ってしまうかもしれません。
出汁用に使った昆布は、煮物料理や佃煮に利用しても良いでしょう。

鍋に具材を入れます

鍋にフグを入れる

初めにふぐのアラを入れ火にかけます。
アラからは旨味たっぷりのふぐ出汁がとれます。

アクをすくう

アクが出たらきれいにすくい取ってください。

野菜を入れる

ふぐの旨味が出たところで、野菜を入れて火にかけます。
野菜は火の通りにくい固めの部分から入れるとよいでしょう。
白菜の芯、大根、人参、ネギ、エノキを入れます。

ふぐの身を入れる

野菜を入れて下がった温度が再び温まってきたらふぐの身を入れましょう。

アクをすくう

アクが出たらすくってください。

残りの具を入れる

再度出汁が温まったら、白菜の葉、豆腐、葛きり、春菊、ふぐつみれも入れ火を通します。
3分ほど中火で煮込み、お野菜がしんなりすると食べ頃です。
※ふぐの身が半生状態ですと身が固くなってしまいます。しっかり火を通してお召し上がりください。

白子鍋(別売)にする際の注意点

白子を温める

白子はくずれやすいので、他の具材に火が通ったあとで追加し、1分ほど温めてお召し上がりください。
簡単に引き上げられる網杓子等に乗せたまま温めるとよいでしょう。

ふぐ白子下処理の詳細はこちら

ふぐちりの出来上がり

ポン酢ともみじおろしをつけてお召し上がりください

食べている最中の鍋は、弱火で保温しておきます。
ふぐ身は加熱しすぎると硬くなりますのでご注意ください。

ふぐちりの完成

付属のふぐポン酢、もみじおろしをつけてお召し上がりください。
刻みネギがあるとよいアクセントになります。
更にオススメとして、だいだいを絞るとポン酢の酸味が緩和され、上品なまろやかさが味わえます。

締めに雑炊をお召し上がりください

残りスープ

お召し上がり後のスープは、〆の雑炊ベースとしてお楽しみいただけます。
茶碗半分量のご飯が一人前の目安です。

ご飯を洗う

ご飯はぬめりをとるため、かるく水洗いしザルにあげておきます。
そうすることで、サラサラとした雑炊になります。

ご飯を入れる

一度沸騰させたあと弱火にし、残り出汁にご飯を入れます。
お好みで塩を加え味を整えます。

溶き卵を入れる

溶き卵を流し入れたら蓋をし、2分ほど蒸らします。

小葱を散らす

蓋を取って小葱を散らし完成です。
お好みで全体にポン酢をかけてもよいですし、取り皿に残ったポン酢はそのままに、雑炊を足してお召し上がりになっても美味しいです。

ふぐちりレシピ鍋物日本料理]

2018-10-26作成/2024-10-22更新]

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