冷凍庫から冷蔵庫に移し約12時間で解凍します。
お召し上がりになる時間から逆算し、余裕をもった解凍をお勧めいたします。
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どぶ汁の美味しいお召し上がり方です。初めに下処理を行うことで生臭さを取り除き、苦みの少ない食べやすいどぶ汁を楽しめます。本来どぶ汁は具材の水分のみで作りますが、焦げやすいため出汁を加えるレシピにしてあります。あん肝のこってりとした旨味には、根野菜がよく合います。
[準備時間:約 調理時間:約 合計:約]
具材
下処理
出汁
雑炊
※材料はあくまで一例です。お好みに応じて調整してください。[約525 kcal]
ボウルに水をはり、少量のお酒と塩(あん肝100gに対し酒30mℓ・塩1つかみ(分量外))を加えます。
真空包装された「あん肝」を袋から出して1時間ほど漬けます。
ザルにあげ水気をきります。
このひと手間で、あん肝の脂の臭みを取り除くことができます。
あんこうを湯通しします。
あんこうのアラ、身を沸騰したお湯で1分ほど茹で、表面の臭みを抜きます。
湯通ししたあんこうを水洗いし、軽くゆすぎます。
氷水に1分ほど漬けます。 (あんこうの身を締める為です)
水気をきっておきましょう。
材料の下ごしらえをします。お好みのお野菜を準備します。
根野菜がオススメです。また、白菜・白ネギ・茸類はいかがでしょうか。
豆腐や葛きり等もあるとよいですね。
豆腐は9等分に切り、水をきっておきます。
豆腐の種類ですが、お好みで絹、木綿、焼き豆腐をお選びください。
崩れやすいので、木綿か焼き豆腐をオススメします。
葛きりはボウル等で熱湯に3分ひたし、透明になればよいです。
軽く水洗いし、ザルにあげておきます。
白菜は巻きがよく、葉が詰まってみずみずしいものを選びましょう。
芯は短く白い部分にツヤがあるものが美味しい白菜です。
芯の部分は硬いので、葉と分けてカットします。
芯の部分は、長さ5cm長になるように切ります。繊維にそって、1cm幅になるよう縦にカットします。
葉の部分は何枚か重ねて、5cm大にザックリと切ります。
椎茸は、傘の部分を使います。石づきの部分は切り捨て、軸の部分はみそ汁の具やチャーハンに利用するなど取っておくとよいでしょう。
椎茸を飾り切りします。
傘を6等分するように、包丁で切り込みを入れます。
切り込みの右から斜め30゚に包丁を入れます。
椎茸を180度回転させ、また切り込みの右から斜め30゚にV字になるよう包丁を入れると、上手く切り取れます。
同様に椎茸を回転させながら飾りを入れます。
水洗いせず、気になる汚れがあればキッチンペーパー等で拭いておきます。
人参の皮をむきます。
ピーラーを使い、薄くスライスしていきます。
人参は繊維にそって切ることで、人参特有の匂いが気にならずに鍋を楽しむことができます。
包丁を使い薄くスライスしてもよいです。
火の通りも早く、オススメの切り方です。
大根を必要な分ほどカットします。
大根の下は根にあたり、辛みが強く繊維の多い部分です。中央は水分が多くて辛みも少なく、味の染みやすい部分です。
葉に近い上部は茎にあたり、甘みが強くサラダでも食べられる部分です。
お好みで使う部分をお選びください。
大根の皮は繊維が多いため、厚めにむきます。
大根を半月切りにします。まず縦に半分、切り分けます。
端から3~5mmの厚さにカットします
ゴボウは包丁の背でこするようにして、薄く皮を削り表面をきれいにします。
5㎝くらいの長さになるよう斜めに薄切りにします。
切ったゴボウは水に浸けて灰汁抜きをします。
ゴボウからのポリフェノールで水がにごりますが、あまり長く漬けると香りまで流れてしまうので、水替えは1度くらいでよいでしょう。
5分ほど水にさらしたあと、ザルにあげておきます。
長ネギはよく洗い、根の部分を切り落とします。
柔らかく甘みのある白い部分を使います。
表面積が大きくなるように、ネギに対して大胆に170゚くらい斜めに包丁を入れて切ります。
小葱は地域により、万能ネギ・細ネギ等の名称で呼ばれています。30~50cmの細長い円筒状の葉をしています。
アサツキやワケギでも同様に美味しくお召し上がりいただけます。
ネギの根の部分を切り落とします。
白い部分は甘くて美味しいので、根のギリギリを取り除くと良いです。
根側の白い端から細かく小口切りにします。
ネギは根に近い方の味が濃く美味しいです。
本来のどぶ汁は、水を一滴も使わず野菜の水分だけで作りますが、焦げやすいため、このレシピではだし汁を加えています。
あん肝は油分が多い為、変色している場合がございます。
土鍋を熱して、あん肝を入れ、じっくり溶けるまで崩しながら炒めます。
火が強すぎると焦げてしまいます。
あん肝が溶けてきたら、酒を入れてのばします。
味噌をお好みの分量ほど入れて、混ぜながら溶かしていきます。
あん肝味噌に水500~600mℓを加えます。
鍋だしを加え、沸騰させます。
具材を入れる前にあん肝をペースト状に溶かすことにより、濃厚でコクがある深い味わいをお楽しみいただけます。
野菜、あんこうの身、豆腐等、全ての具材を入れます。
蓋をして煮込みます。
具に火が通します。
煮たって灰汁がでたらすくいます。
食べている最中の鍋は、弱火で保温しておきます。
あんこう身は加熱しすぎると硬くなりますのでご注意ください。
お野菜がしんなりしてきて食べ頃です。
火が通ったものからお召し上がりください。
お召し上がり後のスープは、〆のベースとしてお楽しみいただけます。
残り出汁にご飯を入れ、一煮立ちさせます。
溶き卵を流し入れたら蓋をし、2分ほど蒸らします。
蓋を取って小葱を散らし完成です。
[どぶ汁レシピ/鍋物/日本料理]
[2018-10-26作成/2018-10-26更新]
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