匂いの元ってなんでしょう?
ジンギスカンで発生する主な匂いの元は、煙に含まれる油です。
しかもジンギスカンは、タレに漬け込まれた味付き肉を使用することが多く、約200℃の鉄板で肉を焼くことで、焦げやニンニク等の多くの刺激臭が発生すると考えられます。
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ジンギスカンと言えば北海道の郷土料理ですが、昨今お取り寄せの定番メニューのひとつとして大変人気があります。
手軽に現地の味を再現できるジンギスカン鍋セットなども販売されており、ご自宅にいながら北海道の味覚をおなか一杯満喫できるようになりました。
しかもお値打ち価格で品質も良いとなれば、家族だけでなく、友人を集めての食事を楽しみたくなります。
そんな超おススメの家ジンギスカンですが、食べ終わった後のお部屋の匂いに困った経験がある方もいらっしゃるかもしれません。
確かに、お肉を焼くときに出る煙には匂いの元となる油が含まれており、お部屋だけでなく、家具や衣類にもその匂いが吸着してしまいます。
せっかくおうちでリラックスしながら美味しいジンギスカンを楽しむのに、床のべたつきや後片付けが大変だと意味がありませんよね。
そこで、簡単にできる匂い対策を知っておけば、躊躇なくおうちでジンギスカンを楽しめるのではないでしょうか。
ジンギスカンを始める前と後に行う、お部屋で簡単!ジンギスカン匂い対策をご紹介します。
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ジンギスカンで発生する主な匂いの元は、煙に含まれる油です。
しかもジンギスカンは、タレに漬け込まれた味付き肉を使用することが多く、約200℃の鉄板で肉を焼くことで、焦げやニンニク等の多くの刺激臭が発生すると考えられます。
お店で食べるジンギスカンは、味付け無しの生ラム肉が提供されることもありますが、おうちジンギスカンはお手軽さがひとつのウリなので、味付き肉が主流となっています。
これはお取り寄せに限らず、北海道の地元でも家庭ではタレに漬け込まれたラム肉が人気のようです。
ジンギスカンで発生する煙には、タレに含まれる香辛料や焦げの匂いが含まれています。
また、お肉の脂肪分は加熱によって溶け出し、空気中で酸化して不快な匂いに変わります。
ジンギスカンの油煙には、これらの匂いが混じりあっているのです。
羊肉は動物臭いと言われますが、ラム肉は生後1年未満の羊肉なので臭みが少ないのが特徴です。
匂いの原因は羊の餌となる草が、体内で草食動物ならではの匂いに変換されるためだそうです。
牛も草食動物ですが、飼育の段階で穀物が与えられる量が多いため、羊よりも匂いが少ないと感じられるのでしょう。
羊肉は牛肉や豚肉よりも脂肪分が少なくあっさりした食肉です。
しかし羊肉に多く含まれる不飽和脂肪酸は非常に酸化しやすく、それが癖のある臭いとなってしまうようです。
できるだけお部屋に匂いを残さないためには、食事の後だけでなく、事前の予防策や空気の流れが大切になります。
油煙が室内に滞らない工夫と、家具等に匂いが付着しない予防が大切です。
※全てを実行する必要はありません。できることだけやって、少しでもお部屋に匂いを残さないようにしましょう。
まず、空気の入り口と出口となる箇所の窓を開けます。
油煙を室内にこもらせないように空気の通り道を確保しておくことが重要となります。
ここで肝心なのは、使用する部屋以外のドアや窓は閉めておくことです。
一旦外に出した煙が、隣の部屋の窓から入っていてはナンセンスです。
布製品は細かい繊維の隙間に匂いが染み込みやすいため、予防対策が必要です。
ぬいぐるみ等は、ビニール袋に入れておくと油煙の付着を防ぐことができます。
カーテンや絨毯、布製のソファー等には、事前に消臭スプレーをふっておくと効果的です。但し、素材によってはシミ等の傷みが発生しないか、確認のうえで使用するようにしましょう。
また、表面積を小さくするためにもカーテンは広げず、タッセル等で留めておくとよいでしょう。
油煙の付着を防ぐため、お手入れの難しい大切なインテリアは、別の部屋に移動させるか、片付けておくと安心です。
新聞のインクには消臭効果があると言われています。
家族だけの気兼ねない食事の時間であれば、テレビや棚、ソファー等は新聞紙で覆っておくとよいでしょう。
友人を招いての食事会の際は、洗濯可能な掛け布でタンスや本棚にカバーをしておくと、お部屋のデザインとして見せながら、家具そのものに匂いがつく予防ができます。
ジンギスカンの後はコンロ周りに脂が飛び散り、テーブルや床がベタついてしまいます。
そこで、ジンギスカン鍋やホットプレートの下に新聞紙やビニールを敷いておくと、後片づけがラクになるのでおススメです。
床や絨毯の上には、使い捨てできるビニールシートや、洗濯可能なマットを敷いておくと汚れや匂いの付着予防になるでしょう。
お部屋への匂い付着を予防できたら、つぎは匂いの根本を抑えるという発想はいかがでしょうか。
無煙機能付きのグリルには、煙を吸引してくれるタイプのものや、遠赤外線で焼き上げるため煙が上がりにくいタイプのものがあります。
煙の発生を抑える家庭用の焼き肉プレート等を使用して、油煙を抑えるのもよいでしょう。
火加減が強いと、漬け込みタレが早い段階で焦げてしまいます。
油煙だけでなく、焦げの匂いが発生しない焼き方にも気を付けておきましょう。
ジンギスカンの美味しさは、野菜と肉汁のコラボレーションにあります。
脂が跳ねたり焦げたりする前に、上手に野菜に絡めてお召し上がりください。
美味しくジンギスカンを楽しんだ後は、速やかにお部屋の環境をクリーンにしましょう。
洗濯できるものは洗濯し、床や壁はぬるま湯で拭き掃除をします。
ジンギスカンで発生した油汚れには、中性洗剤の食器用洗剤やアルカリ性洗剤の重曹、エタノールでの掃除が効果的です。
しかし強い洗剤はフローリングのワックスを溶かしてしまう場合もあるので、使用場所に合っているかよく確認してご使用ください。
窓を開け、部屋の空気中にある油煙を外に出しましょう。
換気扇を回したり、空気の出口に向けて扇風機を回し、匂いを吹き飛ばしましょう。
水溶性の匂い成分は、濡れタオルでキャッチします。
フェイスタオル(約80センチの長さ)を濡らし、固く絞ります。
タオルの端を持ち、ブンブンと振り回しましょう。
空気中に漂う油煙をタオルの水分に付着させることで、お部屋の匂いを軽減できます。
茶葉に含まれるカテキンには消臭効果が期待できます。
食後、ジンギスカン鍋やホットプレートをキッチンペーパーで拭き取ってキレイにします。
そこに茶葉を入れ、中火で炒めます。茶葉は新しくても出がらしでも構いません。
少し煙が出るくらいが目安です。
茶葉が香り、お部屋の空気がリセットされます。
カーテンや布製品に消臭スプレーをかけ、付着してしまった匂いを取り除きましょう。
消臭スプレーがない場合は、お酢と水を1:1の割合いで合わせた液体を作り、スプレーで吹き付けても消臭効果が期待できます。
ただし、製品によってはシミ等の傷みが発生しないか、十分ご確認のうえご使用ください。
[2020-5-13作成/2024-10-11更新]
(c)ふるさと産直村
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