美味しい蟹の茹で方を伝授します
基本的に蟹は加熱をしないと食べることができません。
スーパーでもズワイガニやタラバガニ、毛ガニが販売されています。
またお歳暮などで活カニが届くこともあるようです。
蟹の茹で方・ボイル方法を覚えることで美味しくいただくことができます。
用意するものは、蟹が丸ごと入る大きな鍋とたっぷりのお湯です。
寸胴のような鍋が適当です。お湯が沸騰したら3%濃度程度になるように塩を入れます。
甲羅を下に向け、蟹は生きたまま沸騰したお湯の中に入れましょう。
お湯の中に入れる際、蟹が暴れる可能性やハサミでけがをすることも考えられます。
大きな蟹であれば、両ハサミだけを根元から包丁などでおとしてから入れると安心です。
ハサミも一緒にお湯の中に入れましょう。
生きたままの蟹を茹でる場合は、熱湯で暴れた際にやけどをすることがあります。
しっかりふたが閉まる鍋であればやけどのリスクも減らせます。
このまま茹でていき、再沸騰後15分程度で火を止めお湯から上げます。
甲羅は下に向けたままざるにあげて水を切り、あら熱を取ってから食べましょう。
茹であがった蟹はそのままでも食べることができますし、むき身やほぐし身など料理のアレンジも広がります。
また甲羅を静かに外してカニみそを楽しむことも蟹の醍醐味の一つですね。
甲羅を下に向けたままにするのは、カニみそが流れ出ないようにするためです。
このような大切なポイントを覚えておくことも、蟹を楽しむために必要ですよ。
蟹をボイルする際は電子レンジでの加熱はご法度です。
殻が破裂し思わぬ事故が起こる可能性もあります。
また蟹の身も硬くぼそぼそになってしまいますのでお勧めできません。
ズワイガニを美味しく食べるには茹で方が重要
蟹をおいしく食べるには、蟹の茹で方が重要です。
新鮮な状態のもの、または急速冷凍され鮮度を失っていない状態のものを1日から1日半くらいかけて冷蔵庫でゆっくり解凍したものをボイルするのがポイントです。
高級で味に定評のあるブランドのカニであっても、茹で方が適切でないとせっかくのカニをおいしく食べることができないので注意が必要です。
ズワイ蟹の茹で方は、まず購入したカニをきれいに水洗いするところから始めます。
きれいにといっても汚れを取る程度で軽く洗います。
洗いすぎると旨み成分も流れてしまいます。
次にお好みに応じて塩加減を調整します。
鍋の中の水1リットルに対して薄味なら10~20グラム、塩味を効かせたい場合は30~40グラム入れます。
水が沸騰していたら蟹の甲羅を下にして鍋の中に入れてください。
ここで甲羅を下にする理由は、蟹味噌がいい具合に固まってくれるようにするためです。
味噌が固まらないと崩れて脚などに流れてしまうのです。
そうするとせっかくの蟹の味が落ちてしまいます。
また、茹で時間が短い場合も同様に蟹味噌が脚に流れてしまうので注意してください。
茹で時間ですが、18~20分程度がちょうどよいです。
小さめの場合は15分くらいで茹で上がることもありますが、大きめの場合は蟹味噌が固まってくれるように18~20分が最適なのです。
そして茹で上がったカニは氷水に5分程度入れましょう。
そうすると身が引き締まって殻から身が簡単に外れるので食べやすくなります。