薬味についての雑学・豆知識

食材の良さを引き立たせてくれる薬味

ひつまぶし

食材のよさを引き立たせるために、あるいは料理の味わいを深めるためには薬味をうまく活用する必要があります。
薬味がないと淡泊に感じてしまいますし、逆に強すぎると素材のよさが台無しになってしまいます。
それだけに使い方が非常に重要となります。
まず薬味の使用方法。
わさびなどは市販のものをそのまま使うケースが増えていますが、本来は素材となる山葵を自分なりに調理して使用するものです。
薬味の調理・使用方法は大きくわけて3種類あります。
すりおろす、切る(刻む)、絞るです。
すりおろす方法はわさびが典型的なタイプ、他には大根やゆず、ニンニクなどもこのタイプに含まれます。
おもにおろし金を使ってすり下ろすことになりますが、その過程で独特の香りや辛味が生まれるのです。
切るタイプの代表格はねぎや唐辛子、ショウガなどでしょう。
細かく切ることによって使いやすくするのがおもな目的です。
切り方もみじん切りや輪切り、さらには薄切りなど素材に合わせて工夫する必要があり、奥の深さがあります。
絞るタイプの代表格は柑橘類。
レモンやライムのように全体を絞って果汁を薬味として利用する形となります。
レモンやライムは和食には向きませんが、カボスやゆず、すだちなどは和食の薬味として幅広く活用されています。
また、食材との相性も把握しておく必要もあるでしょう。
いくらわさびが好きだからといってもどんな食材にも使用するというわけにもいきません。
どの食材にどんな薬味を使用すればお互いのよさを引き出すことができるのか、実際に試しながら自分なりの組み合わせを見つけ出していくのも料理をする大きな楽しみです。
 

鰻の薬味としてイメージされる山椒

鰻というと、薬味を使うことも少なくありません。
鰻の薬味と聞いて真っ先にイメージするのは、やはり山椒ではないでしょうか?
山椒のピリッとした辛みは、鰻を食べるときのちょうどいいアクセントになります。
また鰻というと、少し脂っこくて苦手という人はいませんか?
そのような人は、山椒をかけて食べてみるといいでしょう。
鰻の持っている脂っこさを中和してくれる働きが期待できるからです。
鰻の薬味は、山椒をイメージする人も多いかもしれません。
しかしほかにも、いろいろな薬味とも合う食材でもあります。
たとえば、鰻のかば焼きやうな丼は鰻の中でもメジャーなメニューのはずです。
通常かば焼きやうな丼にするときには、山椒を使用するはずです。
しかしそのほかにも、七味唐辛子を入れて食べても、鰻の持っているうまみを引き立ててくれます。
また鰻を食べるときに、あえて白焼きで食べたいという人もいるでしょう。
白焼きにすることで、鰻のもともと持っている味を堪能できるからです。
お酒のおつまみとしても抜群の相性を持っています。
このような白焼きで食べる場合に鰻の薬味として相性がいいのは、山葵といわれています。
山椒だと、少し個性が強くなります。
しかし山葵であれば、ピリッとした刺激があるのですがそれほどそのもの自体の味の主張は強くありません。
このため、味のアクセントになってくれる一方で、鰻の味を邪魔しないところが評価されています。
このように、鰻料理によって、薬味を変えてみるのはいかがでしょうか?

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