スケトウダラについての雑学・豆知識

スケトウダラの生態

辛子明太子

北の海の代表とされるスケトウダラは北太平洋に多く生息し、マダラより小ぶりで体長は約60センチほどの大きさをしているタラ科に属する海水魚です。
生息する海流や環境により魚体が大きく異なるようで、日本海では少し小ぶり、オホーツク海や太平洋では大きく成熟します。
主に甲殻類や貝類や小魚などを食べて成長し、肉食で成魚が稚魚を食べる「共食い」も見られます。
タラ科に属しますが、下顎が上顎より少し前に出ていてヒゲがないというマダラとの違いがあります。
1年を通して水揚げされ、鮮魚は比較的安価で販売されています。
12月~4月に産卵期を迎えますが、メスは水深400mほどの海底において数日間隔で複数回に分け20万~100万粒の小さな卵をばら撒くように産みます。
スケトウダラが子孫の残す知恵として、天敵に食べられても追いつけないほどの量を産み命を繋いでいるのです。
スケトウダラは雄雌一対で1ヶ月かけて産卵、放精を繰り返します。
 

たらこや明太子に利用されるスケトウダラの卵巣

スケトウダラの卵巣は、たらこ明太子に利用されています。
特に鮮度の良いスケトウダラの身はマダラより美味しく、高級魚として扱われますが、スケトウダラの身はマダラ等に比べ鮮度の低下が早く、しかも冷凍にするとスポンジ状に変質するるため向かず、練り製品としても使用できませんでした。
しかし、北海道立水産試験場が1960年に開発した冷凍すり身化の技術によって、肉質の変化の問題が改善され、加工原魚としてすり身にされるようになりました。
スケトウダラの多くは、ちくわや蒲鉾などの練り物などに加工され、私たち日本人に大量に食べられています。
冷凍すり身の技術は、インスタントラーメンや電気炊飯器と並び、戦後の日本の食における三大発明のひとつと言われています。
スケトウダラはクセのない柔らかな白身で、味付けの薄い煮物や焼き物として食べられています。
寒い時期には雑煮や鍋の具として人気があるタラですが、スケトウダラは見崩れをおこしやすいようです。
脂質のないさっぱりとした身なので、ムニエルや天ぷらなどで食べるのが美味しいでしょう。
スケトウダラの名前の由来ですが、佐渡で多く漁獲されていたことから、「佐渡」を「すけと」と読み「佐渡鱈」と書いて「スケトウダラ」と呼ばれるようになったと言われています。
味が良く好まれていたのでこのような愛称がついたのでしょうね。
スケトウダラは韓国で「明太(ミヨンテ)」と呼ばれています。
「明太子」とは、その卵を示し日本人が作った言葉だそうです。

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