
小腸はいろいろな呼び名があります
牛肉には、その部位によっていろいろな名称がつけられています。
その中でも、牛肉の小腸の部分をコプチャンと呼びます。
小腸の部分は、他にもいろいろな名称があって、シロや丸腸、コテッチャンと呼ばれることもあります。
ちなみに丸腸の場合、小腸の中でも切り開かずに裏返した状態でぶつ切りになっているものをこのように呼びます。
コプチャンという言葉は、日本語で小腸を意味する朝鮮語から来ているといわれています。
コプチャンは、いわゆるホルモンの一種です。
このため、焼き肉料理店などで提供されることが多いです。
その他には、日本でもすっかり定着した感のあるもつ鍋料理店で提供されることもあります。
またコプチャンチョンゴルという料理があります。
コプチャンチョンゴルとは、もつ鍋の中でも韓国風にアレンジされたものをさします。
コプチャンの特徴として、脂肪が非常に多く含まれることが挙げられます。
また栄養価も非常に高いです。
歯ごたえがしっかりとありますので、ご飯の他にもお酒のおつまみとして高い人気があります。
ソウル市内には、コプチャン横町と呼ばれるところもあります。
コプチャン横町では、豚のコプチャンを使った料理を提供しているお店が多いといわれています。
豚のコプチャンは牛と比較して、あっさりしている傾向があります。
このため、牛のコプチャンよりも食べやすい特徴があります。
下処理もされているので、臭みを感じることもないでしょう。
韓国語の小腸がルーツ
コプチャンは、牛肉などの小腸をさす言葉です。
韓国語で小腸を意味する言葉がルーツとされています。
牛肉のホルモンの韓国における歴史はかなり古いです。
紀元前2000年ごろには朝鮮半島では、牛肉を家畜化することを始めていました。
そのころから、ホルモンの食用も進められていたといわれています。
韓国料理を堪能するためには、コプチャンなどのホルモンを食べてみるのもいいでしょう。
コプチャンは味がおいしいほかにも、いろいろな健康効果も期待できるといわれています。
そのことは、いろいろと出ている医学書でも紹介されています。
すでに出版されている医学書の情報を元にすると、滋養強壮や疲労回復に効果があるといわれています。
その他にも内臓の機能アップによって、糖尿病の予防も期待できるとも言われています。
その他にも、美肌効果が期待でき美容にもプラスになると考えられています。
コプチャンを料理するときには、下ごしらえが重要になります。
コプチャンは確かにおいしいのですが、半面で少し臭みがあります。
下処理をするときに、この臭みをきちんと取り除くことができるかどうかが重要なカギになるといえます。
内臓には丈夫な膜が表面についています。
これをまずはきれいにはがしていきましょう。
その上で、しっかりと血抜きをすることが重要です。
さらにニンニクやショウガを活用することで、臭みを取り除いていきます。
香辛料やお酒を使って、さらに味付けをしていくスタイルをとっているところもあります。