博多のもつ鍋との違いは?
博多の名物というと、もつ鍋をイメージする人も多いのではないでしょうか?
関門海峡をはさんで、山口県下関市があります。
この下関市には、博多のもつ鍋に似た料理が名物として知られています。
それが、とんちゃん鍋と呼ばれる料理です。
とんちゃん鍋ももつを使った鍋料理になるのですが、少し博多のもつ鍋とは違った特徴を持っています。
博多のもつ鍋の場合、現在のところいわゆる鍋料理として提供されていることが多いです。
深みのある鍋の中にもつや野菜をたくさん入れて、だしでしっかりと煮立たせた料理になります。
一方とんちゃん鍋は、やや深みのある鉄板を使って調理をするところがまず大きく異なります。
その上にもつをはじめとしていろいろな具材を乗せていき、火をかけてグツグツ煮ていく料理になります。
焼き肉料理店で提供されていることが多い料理です。
焼き肉を食べた後に、とんちゃん鍋を注文して満足するという人も少なくありません。
鉄板を使って調理をしていくので、だしの量はかなり少なめです。
たれは甘味噌をベースにしたものを使っています。
ホルモンに火が通って、野菜がしんなりとしてきたところで食べて問題ありません。
特製のたれは、甘辛い感じに仕上がっています。
お酒のおつまみとしてもいいでしょうし、ご飯のおかずとしてもマッチする料理です。
特にご飯と一緒に食べるときには、甘辛さが刺激になってどんどんご飯も食べられるのではないでしょうか?
下関駅前に商店街があって、とんちゃん鍋が食べられるお店はいくつもあるので、簡単に見つかるはずです。
美味しいお召し上がり方
とんちゃん鍋は、下関の方でたくさんお店が出ています。
その他でも、福岡の小倉の方ではとんちゃん鍋を提供しているお店もちらほらあるようです。
しかし、なかなか下関に行く機会もないというのであれば、通販サイトを活用してみることです。
最近では、通販サイトを使えばいろいろな地元の名物料理を取り寄せることができます。
とんちゃん鍋も、とんちゃん鍋の有名店で通販によるお取り寄せサービスを実施していることも多いです。
通販サイトで注文をすれば、必要な食材とたれなどがパッケージになって自宅に届きます。
ホルモンは冷凍で宅配されるケースが多いので、解凍をしてから調理をしましょう。
まず鍋にホルモンと鍋ダレの順番で入れていきます。
そして最後に野菜を上からカバーするような感じで、乗せていきます。
タレは、8分目くらいまでかけるようにしましょう。
これでは少ないのではないかと思う人もいるでしょうが、火をかけていると野菜の水分が出てくるので、ちょうどいい感じに仕上がるはずです。
まずは強火で炊いていき、ある程度火が通ったと思ったら弱火にして、食材を混ぜ合わせていきましょう。
この時点でいったん、味見をしてみてください。
もし濃いと思うのであれば、たれが残っているはずなので調整をしていきましょう。
半分くらい食材を食べたら、今度はご飯もしくはうどんを入れて、“シメ”のレシピに取り掛かっていきましょう。
ご飯かうどんは、どちらでもおいしいので好きな方を入れればいいでしょう。
この時にもう一度火を入れるので、焦がさないように注意しましょう。