浜名湖についての雑学・豆知識

鰻の名産地として知られる静岡県にある浜名湖

鰻の蒲焼き

鰻といえば静岡県の浜名湖を名産地として連想する人も多いでしょう。
浜名湖産のがブランドイメージを形作っている面もあり、ギフトの際などもわざわざ浜名湖産のものを選ぶ人が多いようです。
ただ、実際には生産量そのものは減少傾向が見られ、浜名湖を擁する静岡県も全国トップではなくなっています。
近年では鹿児島県がもっとも多く、続いて愛知県、宮崎県、そして静岡県となります。
ランクだけでなく、生産量に関しても静岡県はトップの鹿児島県の4分の1程度の水準になっています。
また、海外産の鰻の輸入量が増加しているのも浜名湖の鰻の生産量の低下の原因とされています。
ただ、生産量こそ減っているものの、ブランドイメージに関してはまだまだ健在といってよいでしょう。
なぜ浜名湖のうなぎは評価が高いのでしょうか。
それは生産量だけでなく、質や歴史とも関わってきます。
まず日本ではじめて鰻の養殖が試みられた場所であること。
現在でも養殖の試みが行われ続けています。
それから質の高さ。
浜名湖は温暖な気候に恵まれており、鰻が育つのに最適な環境といわれています。
さらに養殖の際には地下400mからくみ上げた天然水を使用しており、その質の高さもポイントです。
また、もともと浜名湖にはシラスうなぎが多く生息しており、もともと鰻の養殖・生産に適した場所であることも忘れてはならないでしょう。
このように、日本における鰻の歴史そのものを担ってきたといっても過言ではない浜名湖。
改めて浜名湖産のうなぎを食べながらそのことに思いを馳せてみてはいかがでしょうか。
 

温暖な気候の浜名湖

鰻といえば、日本人にとっては浜名湖をイメージする人も多いのではないでしょうか?
なぜ鰻といえば浜名湖というイメージができたかというと、浜名湖がウナギの養殖のルーツであることと関係しています。
湖畔のところに明治24年7ヘクタールの池を作って、そこでウナギの養殖をしたのが最初といわれています。
現在でもウナギの養殖は実施されているので、実に100年以上のノウハウが凝縮されているわけです。
しかも浜名湖はもともと、温暖な気候として知られています。天然水も取れ、ミネラルが豊富ということもあって鰻を飼育するには理想的な環境といわれています。
このため、浜名湖の周辺には、老舗の鰻屋もたくさんあります。
中には創業100年を超えるようなところもあります。
また鰻は東西で、少し味に違いがあるといわれています。
関東は比較的あっさりとしたたれを使うことが多い一方で、関西方面では甘い焼きダレを使用することが多いです。
この両者のちょうど中間に位置することもあって、関東でも関西でもどちらの風味の鰻が食べられるところも魅力です。
また浜名湖の周辺では、鰻に関するお土産物も充実しています。
うなぎパイなどはお土産として聞いたことがあるという人も多いのではありませんか?
またウナギボーンと呼ばれる鰻の骨を使った食べ物も、浜名湖周辺の名物といわれています。
このようにいろいろな鰻の味を堪能することができます。
脂の乗りもちょうどよく、品質にあまりばらつきがないのでいつでもおいしい鰻が食べられます。

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