蟹の水揚げについての雑学・豆知識

蟹の水揚げ日本一は?

蟹三昧

と言えば北海道!そうイメージしている方はとても多いと思います。
たしかに国内の蟹漁獲量の約20%を占める北海道は、都道府県ランキングで堂々の第一位です。
では、それ以下の順位と漁獲量に占める割合いはどうなっているのでしょうか。
実は2位の島根県、3位の兵庫県、4位の鳥取県と山陰地方及びその周辺における蟹漁獲量はとても多く、この3県の合計は北海道を凌ぐ全体の40%にも達するのです。
内訳を見てみますと、毛蟹たらば蟹については北海道の独壇場なのですが、ずわい蟹の漁獲量では兵庫県や鳥取県がとても多く、紅ずわい蟹については島根県が群を抜いて高い漁獲量を誇っています。
この地域のずわい蟹の雄は松葉ガニと呼ばれブランド化されており、北海道に匹敵する「蟹どころ」としてその名を馳せています。
日本全体の蟹漁獲量は1968年に11万7千トンを記録しそのピークを迎えました。
その後バブル期である1980年代に再度年間漁獲量が10万トンを越えますが、それ以降は大幅に減少し、現在では4万トンにも達していません。
つまりピーク時と比較すると3分の1以下へと激減してしまっているのです。
これには米ソ両国の大陸棚宣言や200海里の設定が大きく影響しており、現在たらば蟹やずわい蟹は輸入物が多く流通しています。
しかしその輸入量も直近数年で大きく減少してきており、世界的にも蟹が貴重なものとなりつつあることを現しているといえます。
 

希少性がますます高くなっています

日本国内における蟹の水揚げは、やはり北海道がナンバー1であり、絶好な海洋条件のもとで育ったカニの大きさや味なども北海道で水揚げされたものが質が高いといえます。
たしかに、北海道各地で獲れる毛ガニや根室の花咲ガニなどが有名ですが、鳥取県・境港で水揚げされる紅ずわい蟹、兵庫県但馬の松葉ガニ、山陰地方で獲れるずわい蟹なども有名です。
このように、蟹の水揚げは北海道や山陰や北陸、東北地方の日本海側が盛んになっています。
ただし、近年は昔と比べるとカニが減ってきており、徐々に価格が上がっていくことが予想されています。
日本国内でも蟹の水揚げはされますが、国内で獲れる量よりもロシアや中国など海外からの輸入に大きく依存しています。
その海外からの輸入量が減ってきているのが現状です。
特にタラバガニは国内で流通する量の9割をロシアから輸入していますが、乱獲による絶対数の減少やロシア政府が密漁の摘発を強化したこと、さらにはタラバガニを一部禁漁したために日本国内に出回るカニの量が減って、価格がすでに上がってきています。
今後、蟹の水揚げ量がどのように推移していくかは正確には予測できませんが、水揚げ量が急に増加して手頃な値段で入手できるようになるということは考えにくいです。
むしろ、希少性がますます高まって価格が上がっていくと考えるのが妥当でしょう。
大きく値上がりする前に、カニを思う存分食べておくというのはいかがでしょうか。

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