鰻の調理法といえばなんといっても蒲焼き。
それしか思いつかない人も多いのではないでしょうか。
しかし、鰻の食べ方はそれだけではありません。
ほかにもさまざまな調理法がありますが、その中でもとくに鰻本来の風味を味わうことができる食べ方が白焼きです。
鰻の名産地として名高い浜名湖の周辺ではこの食べ方の方がポピュラーだといわれています。
白焼きとは蒲焼きと違い鰻を炭火でそのまま焼いて食べる調理方法です。
蒲焼きとの最大の違いはタレを使用しないこと。
蒲焼きは良くも悪くもタレの出来栄えが味を大きく左右することになりますが、白焼きの場合はうなぎ本来のうまみを味わうことになるのです。
ただ、その分焼き具合が重要になってきます。
焼いた後そのまま何もつけずに食べてもおいしいのですが、わさびやショウガ、大根おろしなどをつけて食べるのが一般的です。何をつけるにしろ、鰻本来の味を引き出す食べ方が求められます。
白焼きという名称は見た目のまま、素焼きにすると白い身の状態で仕上がるからです。
これまで蒲焼きしか食べたことがない人にとっては「うなぎってこんな色をしてたんだ」と驚くはずです。
鰻の白焼きは焼き具合もさることながら素材のよしあしも出来栄えに大きく左右されます。
それだけに名産地など鰻が身近にあるところでしか普及していない面があるのかもしれません。
ただ、蒲焼きだけで鰻を味わいつくした気分になるのはちょっともったいないのではないでしょうか。
一度ご家庭でうなぎの白焼きを試してみてはいかがでしょうか。
夏場になると鰻を食べる人も多いのではないでしょうか?
鰻を蒲焼にして、たれの風味と一緒に堪能するのも醍醐味といえます。
しかし一方で、鰻の持っているうまみを堪能したいという人もいるでしょう。
その場合には、鰻の白焼きを食べることをお勧めします。
鰻の白焼きは、ご飯と一緒に食べるのももちろんいいでしょう。
しかしお酒を飲まれる方にとっては、お酒のおつまみとして欠かせない料理といえます。
特に鰻の白焼きは、ビールや冷酒などのおつまみとしてマッチするといわれています。
夏場の熱帯夜の時に冷たいお酒やビールで鰻の白焼きを流し込むというのも、なかなか乙ではないでしょうか?
鰻の白焼きの場合、余計な調理をしません。
鰻を焼いて、ワサビ塩などを使って軽く味付けをする料理です。
このため、鰻の良し悪しが料理の味を決めるとも言えます。
そこで鰻の白焼きを購入するときには、鰻にこだわってみるといいでしょう。
最近ではデパ地下の食べ物屋がアツいといわれています。
デパ地下を見てみると、鰻を販売しているお店もあります。
そのような中には、鰻にこだわっているお店も結構あります。
鰻というと、浜名湖が有名かと思われます。その中でも上質な鰻を厳選して、鰻の白焼きにしているお店もあります。
地下水を使って調理をしているので、身が引き締まって、うまみを凝縮しているような鰻の白焼きもあります。
鰻というと、少し臭みがあって苦手という人もいるでしょう。
しかししっかりと身を引き締めることで、臭みを解消していて、だれでもすんなりと食べられるような鰻の白焼きも出てきています。